ソルティライムシャーベット

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スターは希望と挫折を与えてくれる 冲方丁 シュピーゲルシリーズ

スターは希望と挫折を与えてくれるとスカしてるなとは思っちゃいるけれどもこの言葉は事実だなと思える事が最近あった。こんな人になりたいっていう憧れとこんなに人になれないなという失望を抱えて人はオトナになっていくとか言っちまったら尚更スカしてるし。そんなら大人になんぞなりたくねえわって一生生涯人生ピーターパン宣言を掲げてぼかぁ曲がらねえ人間なんよって。っていう感じにもなれやしない。カボチャの馬車なんぞありゃしない、夢見る少女じゃいられない。

しかしやっぱりまぁだからって言うのか?やっぱりスターってカッコいいよね、やっぱり。なんたって希望と挫折だよ?上がってんの?下がってんの?ハッキリ言っとけみてえな事をKICK THE CAN CREWが言ってたけどもアガッテルしサガッテモイルのよコッチはって言えるのよね。

自分はクリエイターになりたいと思ったことは無い。いやあったのかもしれないけれどもそれよりもまぁなれやしないわなとやる前からのサレンダー。ギブアップ。まぁ単純に言うと根性無しなのかもしれない。

努力ができないと言われたら何もかもが終わってしまうのだけれどもそこにはスターの存在ってのがあったのかもしれない。スターに憧れてなりたいやってみたいとは思うのだけれども。それと同じくらい、いやなれやしねえし出来ねえよ。と。

カラオケボックスに行けば誰もがTHE BLUE HEARTSを歌えるけれども。誰もTHE BLUE HEARTSになれない。全然上手い事言ってねえな、をい。

ひょっとしたら私は小説家になりたいと思ってた時があったのかもしれない。それもここごく数年の間に。けれどもやっぱりそれはなりたいって気持ちでは無く、そのなりたいって気持ちが芽生える前に剪定されてしまったのかもしれない。ジョンレノンみてえに現実見てない人とか後の世で歌われたくもないしなとショギョームジョージイシキカショー。だから私はそんな詰まれてしまった気持ちをネットにリンクで貼られて来るアマチュアの作品を見て、いやこいつよかぁ流石に勝ってるんじゃね?て気持ちで始めて、書いてその難しさを感じて嫌になって、その人よりも少ない話数で多くのPVを取って即アカウントを消した。駄目だよな、色々と。

まぁそんな小説家になりてえみてえな憧れとなれないわなと挫折を間違いなく与えてくれた作品の一つとして冲方丁シュピーゲルシリーズは間違いなくある。
そして、私が1番面白いと思っているライトノベルでもある。

この作品については、作者のネームバリューや各出版社のメディアミックスや何より作品の内容に比べれば人気や売上はそんなに伴わなかったなと完結から1年経って改めて考えてみて感じる。全く売れてない訳じゃないマイナー作品と言うには光を浴びてない訳じゃない。けれども何というかこう爆発的な何かが、ムーブメントが起きた!!と興奮してべしゃるには静けさを感じさせた。まぁコレは最終巻の今まで興奮に興奮を重ねた超エンタメをやってくれてた割に綺麗に静かに物語の幕を閉じた時もなんつーかあんなに激動なのに静かじゃねえかよと思ったし。ソレがまた良いんだけどね。

ぶっちゃけこの作品の魅力は確かに分かりやすく語れるポイントが有るんだけれども。それについては、かなり他の人が上手く熱く面白く語ってくれたからわざわざ完結から1年経って今更自分側下手くそに語るのはちょっとな。。。と思ってしまうから口を噤む。

だから自分はこの作品に対して何というか抽象的?な感じに語っちゃうけれどもやっぱりスターなんだよね、冲方丁もこのシュピーゲルシリーズっていう傑作も。

二つの物語で多角的に展開される事件、少年少女のシンドイながらも懸命に頑張る生き抜くバトル、エンタメ、青春模様。世界とか救いてえなって呟きながらショートホープを吸っちゃう少女。すげえ余談なのだが、自分がたまーにショートホープを吸う理由はこの作品と地雷震の影響。テスタメントシュピーゲルになって集約して終わりに向かう物語。魅力的な敵キャラ。複雑な?物語。マルドゥック・スクランブル読んだときもそうだったけど冲方丁が書くゲームシーンは何故かどっから来たのか分からんのめり込みを要求される。集約されて明かされてく気持ちの良い伏線や設定。やっぱり何よりライトノベルってもんからズレないエンタメ。すこーし思い出しただけで色んな楽しい事が思い出される。読んでるときはマジで鳥肌が経ってたし。マジであれ風邪ひいた?いや、違ーな、この作品が面白すぎるから鳥肌たってるのかいなと軽く衝撃を受けたし。

こんなモンを書きたい。けれどもこんな作品を書ける訳ねーじゃんと強く感じた。そう、冲方丁シュピーゲルシリーズはマジで面白くてマジでサイコーでマジで傑作だったのです。これで終わりのお話です。

最後に何故、今回この事を書きたくなったのは崎山蒼志さんていう凄え人の凄えカッケー音楽を聴いて改めてスターって凄えなと。感じたらです。

多分、スターは憧れと挫折を与えてくれるってのは誰でも同じだと思う。そっから自分がスター側になるのはその憧れが強く努力できた人や運が良かった人なんだろうな。と。自分はできないしなれない。だから楽しく生きていきたいものです。ゆるりとさ。

ほぼライトノベルのお話でした。