ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

先生とそのお布団 温かい残酷な日々は貴方といた

読んでて途中で。あ、これスイッチ入ったわ。と途中からぐんぐんと読み進め読み終わらなければいけない体にされてしまっていた。やっぱり石川博品は好きだなぁと。

これは自伝でもあるとフィクションを創作を作者の生き様と同じ作者の考えとイコールに結びつけるのが嫌。というのかとりあえずそれはあの人であって、あの人でない。その事はあの人の出来事をそのまま綴っていない。あの人の考えをコピーアンドペーストしたもんじゃないと思う。

けれども小説って作者の脳味噌、こんぴゅーたで排出されるものであるしそれは間違ってもねえなと思うときだってある。

何というかそんな感情がぐぢゃっとなり、読んでて実際に見てきた石川博品、ネルリからデビューから見てきた訳では無いけれど。それでも大好きな石川博品が描く石川布団の物語は予想より辛く。予想より悲しくなった。面白いのになぁ。誰かは認めてるのになぁ。傑作なのになぁ。何でなんだろうなぁ。と。もっと売れて欲しいなぁとかけれども何だかんだ書き続けてくれてるから。石川博品好きな人は幸せなんだろうなあとも。売れて欲しい。のかもしれない。

そんな辛い。悲しい。残酷なラノベ作家の物語なんだけれども温かいみてえな気持ちを感じられる。それは先生との会話や孤独の布団がか細く誰かと繋がっている。そんなところを石川博品が良い感じにあったかく紡いでくれる。けれどもやっぱり残酷なのは間違いなく。だけれども。だけれどもやっぱりのやっぱりでもがいてほしいと感じる温もりもある。

とても好きななんだなぁ。