ソルティライムシャーベット

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ナノカノカレ珍プレー好プレー集


ナノカノカレ完結読みました。迸る悪意ある展開にうへぇけれどもそこがたまらんみてえなまるで鉄鍋のジャンのドラッグを用いた料理。あるいはネウロのドーピングコンソメみてえな感じで。途中ナノカが謎の神性を帯びるみてえな演出にツッコミをしつつ、好きな人と結ばれたがそれは本当に幸せなのかと感じさせたタカトくんの子犬的可愛さやラストあたりの謎の男前を見せ始めたハヤタさんとか。何のかんの煮え切らないモノを残しつつ。これはこれでとても面白いのではないか?いやあのどす黒いキラメキを与えてくれて楽しんだ日々は嘘じゃない。とまぁ、面白かったっす。

まぁ印象に残ったシーンを簡単にいくつか振り返ろうかと

まずは好プレーから

①ハヤタにキスされて口元ゴシゴシするナノカ

いやーサイコーっすね。あのマジで嫌悪感丸出しの顔。タカトに怯えというか分かり合えないみてえな距離感かと思いきや、マジで生理的に受け付けない感じをモロに出してるナノカ。とても良いプレーっすね。

②第一部最終話の路地裏タカトと第二部最終話の歩道橋タカト

第一部の時はナノカとハヤタさんとの対比で路地裏で沈み込むタカトに本当に露骨な悪意を見せるねと第二部の時も連載時は静かに何も語らず去るタカトとかなり悪意のバイオレンスを受けたが単行本の加筆で見えてくるものが変わったのは新鮮な体験だった。

③タカトとハヤタさんの二つの恋心に戸惑うナノカ

記憶喪失でリセットされた事もありやり直したというかもしもボックスで叶えられた世界でタカトと恋愛関係にあり、一度はそのタカトへの好きが確かなものでハヤタさんへタカトの事を好きと言い切る。の後で分裂してるみてえに心が張り裂けそうになってラストへと。マジでドッペルゲンガーが恋をしてるみてえな感じだな。

珍プレー集

①雨に打たれて花畑に佇み、休憩所を指さすナノカ

このシーンはタカトとの記憶の上書きを試みるシーンだと思うけれどもやけに演出が神秘な感じを出してきて、何ぞや??て感じが強かった。何であんたそんな神々しさを出してきてるの??と強烈な場面だった。このシーンのインパクトの強さもあり、この漫画の主人公であるナノカは本当に分かりにくいというか内面が掴みづらいキャラだった。心理描写が多々描かれてるが腑に落ちない事が多く見られた。

②花火大会のストーキングからのタカト空回り

多分この漫画で一番お気に入りのシーン。凄い混雑してる花火大会であっさりとナノカを見つけることができるというストーキングの伝道師みてえな巧みさを見せてくれるタカト。そのお陰かナノカの危機に無事駆けつけ、ボロボロになりながらもナノカを助ける。そしてハヤタさんが駆けつけた際に自分のエゴで大切な人であるナノカに傷を負わせるタカト。タカトの凄く駄目なところと少し良いところ。そして愛らしさがある良いエピソード。

まだ思い返せば出てくるだろうが、印象に残ったのはここら辺。

ありがとう!!ナノカノカレ!!!