ソルティライムシャーベット

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井上ひさし 十二人の手紙 読みました

十二人の手紙 (中公文庫)

十二人の手紙 (中公文庫)

手紙のやりとりで物語を進める短編集。正直、マジで天才じゃなかろうかと思ったのは手紙で物語りを進める作品は過去読んだ事があったが、通知や届け出で一人の人間の人生を綴るのはその手法自体も含め他人事の物語であると言う感情が強められオチ含め切なさやるせなさみたいな。みたいな感情が強く芽生えた。その他の物語もどこか皮肉が効いた悲しさが滑稽さとも取れて、全体的に切ない悲しいけれどもそれだけで無い面白さがとても新鮮だった。エピローグでは今までの物語の繋がりが感じられた作品たちの最後がコレなんかいと悪意の中にある面白さが詰まってた。とても面白いとおもいます。