ソルティライムシャーベット

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パンツあたためますか? ポケットの中には小さな愛を

パンツあたためますか? (角川スニーカー文庫)

パンツあたためますか? (角川スニーカー文庫)

読み終わった直後はしみったれてるなぁ。。。です。だいぶしみったれてるなぁ。と。

けれども読み始めのちょいグイッと物語を引っ張ってくれる気持ちいい文章でこううだつが上がらないヤツらのうだつが上がらないヤツらなりの青春ドラマできんもち良くなってるから最後のしみったれてるなぁ迄持ってきてくれるのは。それこそ文章のおかげ。文章が作る空気感。

最近、いや最近でも無いけれども自分はライトノベルでやっぱり文章の好みと良し悪しが一番キュンとくるなと。つまり割かし雑な最近のラノベ批判者側にかなり近い位置にいるなと。けれどもこう会話で織りなすコメディも雰囲気作りやきんもちよさもあるから。要はシーン毎のの空気がばっちりハマってる文章が好きなのだと思う。だから最近の雑なラノベ批判者読めば良いのにとも。

まぁんなこたぁどーでも良いのだけれども。割かしシーン毎で物語がブツ切りと言えば良いのかキャラとキャラの絡みも余りなく1シーン1シーンの編集の仕方が下手と言えば良いのか。グッとくるシーンを集めました感を感じた。のだけれどもそういった断続的?言葉間違ってる?なシーンも青春の一コマみてえに写るのだろうか?しーらね。

まぁぶっちゃけ上でも書いたが読み終わりのしみったれ具合が好みではないのだけれども。やはりこのしみったれてるわぁと物語に入り込ませる空気感を演出してる文章よいんじゃない?つかさらにぶっちゃけると前半の展開や文章が大変面白いと感じ、後半はしみったれてるわぁと感じ、そのなんつーかサイコーみてえな感じにはならない。その後半の感じ方も最初はあれ?この作者なんか表現のキャパシティも減ってる気がするし、ひょっとして息切れしてる?と思ったのだけれどもそれが事実かあるいは単純に自分の好みの問題であるかは分からない。

ココまでうまくいかねえ感じとしみったれた感じ。そういう上手くいかない青春ドラマは好きなのか面白いのか。ラブなのかライクなのかようわからん。この何だろ滝本竜彦ぽさがやはりしっくりくるんだろうけど、どっちかっつーと若かりし頃の木尾士目的と言えば良いのか。けれどもあそこまでこっぱずかしい感じにならないのはキャラクターの魅力なのではないかな?と。

まず何というか。その。煙草を止める止めないで女性の心境に変化を表してるていうシーンを2017年に読めるとは!?みてえなモノがあったね。こうやりたい気持ちはあるけれどもやっちゃうーー??て感じです。

この小さな愛とかドラマチックが無いことがドラマチックになる。なんかしら引っ掛かったけど痩せ我慢で自分の傷跡は隠して、家でこっそりマキロンぶっかける見栄っぱりな気持ちを芽生えさせる。そんな物語は面白いのか?好きなのか?愛しいのか?ようわからんけれども何となく心の奥にコソッとしまっておくちょいと大切にしたい。そんな物語でした。