ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

暗闇にヤギを探して 3 読みました

超傑作。

序章のフウコ視点の物語、これがとてつもなくジュブナイルな雰囲気。美しい風景。ゆらめく青春。特にフウコとハハオヤの関係や会話がとても何というか10代を切り取ってるあの感じがたまらん。

やっぱりこの作品のなんとも見事だなぁと思うのは物語の構成と言えば良いのか、バッサリとカットするところはカットして物語を回すけれどもそれに何も違和感ないというか自然体なのよね。

ラストシーンも含めこの物語で紡がれるシーン一つ、一つが美しい。はうびゅーてぃふるな感じ。キャラの心情や自然体だけれども心地よい会話。全てが美しい。クール。とてもクールなのよね。

許斐剛先生のデビュー作はラジオかなんかでしゃべって一言も喋らない男の話。ぶっちゃけその時からあの人のカッコいいはズレてるなと。ズットズレテルズ。ダサい。

けれどもこの作品は私の中のクールって感覚を貫き続けた。あのねぇホントにさりげなくカッコいいのよ全体的に。

超傑作。