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ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

グラスハート 嵐が丘 読みました。

マジで心が千切れるくらいにヤバイ面白い。つーか面白いからヤバイ。パ無い。超好き。この超好きっつーのは普段使ってる超好きの100倍は超好き。つまりめちゃんこ面白いんだよなぁ。

アカネちゃんの夢見る少女じゃいられない。けれどもオンナノコは止めないっつーのか、ミーハーさにさえシビれるを感じさせる。だってさぁ音楽もオンナノコも私頑張る、どっちも捨てないってさぁ。凄く良いよね。展開もテレビ出演直前の相次ぐトラブル。簡単に気づいたら藤谷せんせーがメンバーが連れてって気付いたらスターになってた。なんて事は現実にない。それは物語のスタートでお友達と喋ってるサイに漠然と掴んでる。夢は見るモノじゃない叶えるモノなんてこんな世界じゃ何年も前に使い古された骨董品の言葉。それをストレートに。時には夢に恋に音楽に周りに大切な人に嫌いな人に振り回し振り回されつつも。前に進んでいく。この足下はどんなんなってるか分からん、ぐにゃあと柔らかくなってるかもしれない。みたいな。みたいなモノを青春フルドライブで歩んでいく姿はまぁクールなんだよ。特にその青春フルドライブにメンバーに置いてかれているとおもって頑張るぞー追いつくぞーってなってヒーコラしてるけれどもまわりはアカネちゃんの音楽を認め、影響をモロにくらっている。

アカネちゃんの影響っていった、やっぱり今回は坂本くんの視点でのエピソードもあったから尚更面白かった。特に坂本くんのやっぱり何だかんだ好きな人のため、今回はアカネちゃんへはまぁ当然として自分の家族への拒絶と愛は、真っ当な思春期こじらせやがって、こいつ。というのが愛しい。それはバンドの追っかけをやってる彼女に対してもそうだったね。愛は欲しい。けれどもそれをどうやって求めたら良いか分からん。んーこの弱さがたまらんくスキです。

坂本くんと同じく藤谷せんせーやトーヤくんの弱さが可愛いンダヨネエ。藤谷せんせーの音楽でしか人を見れない繋がれない、それに周りがどう受け止めて良いのか。トーヤクンもやんちゃな言葉を使ったりしてるけれどもアカネちゃんとなら音楽で繋がれる、そして自分の事を分かってくれるっていう気持ちやオヴァクロでデジタルに俺の音にこだわる理由。また一応オトナとして振る舞ってる尚も序盤に描かれたセンセーとの求める音の違いやラストの書き下ろしでみせる子どもっぽさ。

なんつーかフラジールが強いんだよ登場人物がだからこそ、アカネちゃんに牽かれていくいくんだよなぁ。もちろんアカネちゃんも年相応の脆さはあるんだけれども。そんな登場人物が本当に愛しいです。大好きです。あなたたちについて行きたい。まぁ今回のベストフラジール大賞は甲乙つけがたいが、自分のスタジオに招き入れアカネちゃんとセッションするときにアカネちゃんなら自分の音を分かってくれる自分の音を見つけてくれると求めていたトーヤくんかなぁ?あのシーンはロマンティックが止まらないのではなく登場人物も物語もそして読んでいる自分もロマンティックそのモノになるキャーキャー感という爆発力が凄かった。あんたら脆さはとても美しいかっこいい、つか寧ろたくましい。

とまぁ物語も登場人物も何よりもそれを上手い感じで青春を切り取って貼り付け紡いでいく文章が眩しい。凄く愛しい。めちゃんこ傑作の大傑作。わたしゃこの作品を知って読めて、そして大好きになれて。それが本当に幸せ。そう感じます。