読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

若竹七海 クールキャンデー クチの中でそこ冷えるミントか何かな僕ら

クール・キャンデー (祥伝社文庫)

クール・キャンデー (祥伝社文庫)

いや超傑作でした。これを簡単に言うと落語みたいで片付ける事もできるかもしれない。けれどももしそうしたら落語すげー、すげーよって話になるから止めときます。個人的に物語に飢えてるかあるいは、物語を語りたければ落語観ろ勢ではないので。そんな勢力知らねー。落語は面白いんだよ!!

すげーよ、これ。兄貴が殺人を疑われて、それを晴らすためにJCが奮闘する話なんだけれども。JCはJC。恋愛もすりゃ青春もする。学校て田舎て狭い世界に怯えもする。そういったティーンズのエッセンスを上手く絡めて巻き込んでJCの目線で物語が進むから面白い。そりゃ捜査なんて上手くいきゃしねーよ、青春とか自分の事も大事だもん。

そういった青春のやきもきを中心にこの短いページでどう落とす?と思ったら色んな事がまたも絡まりだし冒頭で述べた通り、落語みてえでフィニッシュ。その読後感が正にクールキャンデーよ。ホントにクチの中がざわっと冷えるかのような読後感。あるいはペパーミントの魔術師よ。これをお見事と言わずにはいられない。

ずっと読みてえ読みてえと色んな本屋行くたびに探しててやっと出会う事ができて、さらにはその内容がマジでお見事なら巡り合い宇宙なくらいの嬉しさ。

超傑作でした。