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ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

86 痛みが分かるというならばトドメを刺す気でいかねば

86―エイティシックス― (電撃文庫)

86―エイティシックス― (電撃文庫)

ネガティブに取られてしまうかもだけれども始めから終わりまでお利口なエンタメ作品ていう印象が1番強い。コレゾ正にラスト一文まで文句なし。てか?何つって。

まぁ面白かったです。

86の設定。通信でしか互いを知ること出来ない司令官と部下。過去の経緯。ナドナド。何というか良いボールを投げるねえ、そのストレート。て感じ。展開自体がカーブなのかスライダーなのか分からんが変化球みたいなもんを用意してきても上で書いた通り、お利口に物語を進めていたんで、遙か遠い観客席に座ってるだろう読者の自分としては、おぉう良いストレート放るねぇ?160でてる?すげーじゃんね!!て感じ。

作中もうどうしようもないくらいのド腐れ番長の共和国でどうしようもねえのホントにこれ。まぁ世界の史実にも差別を巧みに使ってまっせとかそんな話は聞きたかねーんだが。まぁそんなしょーもねー国の現状を知り絶望からそれでも足掻くヒロインの司令官。そんでもって誇りだけは失いませんぜな虐げられる側にある主人公たち、有人なのに無人機で戦場を駆けめぐる。誇りを持って。とんちかなイッキューさんかな。

そんな主人公たちが最後の最後まで神なんかにもロザリオなんかにも祈らんで去って行く様は、絶望的な状況であるのに。いや絶望的な状況からの解放なんか?そんな主人公たちに放るヒロインの言葉も何故か爽やかな風が駆け抜ける。ひゅるりーら。

まぁ最後のオチまでたどり着くとやっぱり良く出来てて、これまたお利口なエンタメだと。

このお利口なエンタメって言葉は、決してネガティブな使い方でも無いけれども。しかし自分の中の大事な部分へのフックになるモノの鋭さも弱く。

面白かった!エンタメだった!!けれどどっかお利口なんだよなぁ。。。面白かった!!!

豚じゃない超エンタメヒューマンドラマぁあ!?