ソルティライムシャーベット

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黒ギャルが異世界に転生してダークエルフと勘違いされました 思いっきり飛び込みたい、自由に

自分の好きの範囲外からとても面白く好ましい作品に出逢えるととてもラッキーてなるよね。そしてクッキー。さらにはもんじゃ焼き。とても面白く大絶賛っす。

まず、日焼けマシーンの暴走で死んでしまいウケるウケる言いながら異世界に転生。さらには冒頭にチョベリバってワードを使うところでただもんじゃねえ感が絶妙に醸し出してた。コギャル文化が栄えた90年代後半。オタク界隈は、エヴァにガレキに盛り上がる。ルーズソックス。ケータイの普及。着メロ。地獄先生ぬーべーで当時使われてたホワイトキックってワードを今になって読み返すとめちゃんこそれ自体がホワイトキックだね!てなるけれども、そんな20年前のギャル文化のワードであるチョベリバを今使うのただもんじゃねえ感凄いよ。

とこの作品のトリッキー?ぽさに導入は食いついたけれども、読んでみると大変面白いファンタジー。ざっくりとした最後まで読み切った時には、林トモアキさんのミスマルカを読んだ感覚。ファンタジーなんだけれどもなんちゃってファンタジーみたいな、それと後半のテンポ良いラストまでの道筋。大変面白い。

主人公が黒ギャルなんだけれども、どことなくギャル!!って感じが薄く少し上品ななおかつポップな印象を受けたけれどもバックボーンの説明であぁそうなのねと納得。モンスターとも仲良くなれる誰とでも仲良くなれる、そして明るく生きてくってなのをモットーにする彼女は、物語をポップにする。けれどもそれもキャラのバックボーンの説明もあり、芯のあるポップ。好きなのね、こーゆーの。

んでもってもう1人の主人公とでも言えば良いのか、異世界で母親がとんでもなく有名な冒険者であり、その子供。ケンゴ。彼は自分と関わる女性に不幸(あるいはラッキースケベ)をもたらしてしまう女難の特性がある。母親に捨てられた過去や女難の特性で殻に籠もってた彼を黒ギャルがギャルらしく、あるいは強く優しく打ち破るのはポップさと同じくらいのシリアスがあるんだけれどもそれのバランスがとても良い。

その他のの登場人物も魅力的であること。そして上でポップと言ってるが、わりかし固めに来てる世界観もこの作品のバランスの良さに良く働いてると思う。

ラストの他国からの侵略がわりかし勢い強く急だなて想う印象も無くは無いが、そこのはちゃめちゃ具合とか勢いの強さ、何よりキャラの魅力がミスマルカ読んでた楽しさと同じモノを楽しめて大変好きです。はちゃめちゃファンタジー。

作者はゲーム界隈出身とのことだが、まぁ自分はソッチの方面全く知らんからわからんかった。

全体的にキャラのおかげでポップな印象。けれどもコメディ一辺倒じゃない他の面白さ。けれども全体的にはポップなそして黒ギャルの自由さにとても楽しませてもらいました。飛び込みたい、自由さよ。