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ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

ぼくらはみんなアブノーマル 不条理な世界でも一人じゃない

ぼくらはみんなアブノーマル (電撃文庫)

ぼくらはみんなアブノーマル (電撃文庫)

ある日突然、バグという非現実的なハンデを持たされた少年少女の青春モノ。このバグっていうのが例えば、考える事が遮られたり、大人や子供の姿に毎日変化していくって非現実的なモノ。そのバグも原因が神が突然、人に与えたってことで不条理な制度も整っておらず、ホントにただただ不条理なモノとしてあるというのがこの物語の根幹にある。

医者を目指し努力していたが、深く思考するとフリーズするというバグを与えられた少年が主人公。彼はバグのせいで勉強はもちろん色々と障害があり、何かしらの実績を残さなければ退学という状況に陥る。

そんな彼が自分達と同じ境遇のバグを持つ、アブノーマルな人間を助けるための委員会、通称FBIに唯一所属する女の子。毎日、大人や子供の姿に変化してしまう少女とバグ持ちの生徒をサポートしてくって話。

最初は、そのバグ持ちっていう言ってしまえば特別な障害者を差別してるとか笑いものにしてるとか批判出そうだなぁ。とか主人公がフリーズして理性0になった暴走も人を選びそうだなとかネガティブな印象を持った。

しかし、最後まで読むとそんなネガティブな感情は消え去り、良い読後感だった。まあそれは、主人公が考えられる力を失って、ただただ何も考えずに突き進み解決してくって事。そんなハンデを背負ってても一人じゃなければ誰かと寄り添えば見ている世界が変わる事。とかポジティブな印象を受け、読後感が良かった。

何よりラブコメとしてもフツーに甘くて面白い。良くも悪くも考えなしに突き進む主人公に好意を持つヒロインたち。特に最後のエピソードのデート回の恥じらいは甘いわぁ。面白いラブコメだった。

面白いラブコメだったんだ。