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ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

黒豚姫の神隠し 生焼けのサーターアンダギーは食べられない

☆☆☆☆☆ ハヤカワ文庫JA

私と沖縄を結ぶモノは何もない!!強いて言うなら大学の時に学内で売ってたサーターアンダギー。よくカレーを買ったときにデザートがてら買って会室で食べていた。かなりの確立で生焼けだった。食べられたもんじゃなかった。けれど悲しいかな金のない学生には食べるしか道が残されていなかった。結局食べた。まぁ辛かった。私は同じ所に売っているマフィンの方角好きだった。ってくらいしか沖縄は無い!私の中には無い。

しかしこの作品を読んだら溢れんばかりの沖縄。若い人間は外へ東京へ行きたい。沖縄なんだ。主人公達が暮らす島も神々が住むニライカナイもとても沖縄で溢れていた。沖縄を感じられた。ナンクルナイサ。

そういった沖縄のイメージに脳味噌支配されて語られるのは島の穢れを打ち払う黒豚に呪われた一人の少女とそれに惹かれた男の子の物語。いんやあとても良い。こう何となく千と千尋の神隠しの神隠しを思い出したよ。いやモロに。何というかこの脳内で作られた沖縄を是非映像で体験したい。そうして欲しいと強く思った。凄く良かった。

何というかラストのどんでん返しやヒロインの母親のラストの行動とか凄くキズナ。絆を感じさせてしまう。それに心を打たれてしまう。とても心に残るものがある良い作品だわ。ちなみに読み終わった後、すぐモンゴル800iTunesで買ってしまった。ありがとう青春!ありがとう黒豚姫!!とても良かったです。