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ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

セカイ系とは何か 読みました

ソフトバンク新書 ☆☆☆

セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史 (SB新書)

セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史 (SB新書)

読んだ。ぶっちゃけどうでも良かった。昔からオタクが経済を回しているんだ!!とどこぞの誰が書いた書籍の言葉を借りてオタクを肯定する輩を見たときには、勘弁してよ好きにやってよというスタンスでこういったオタク関連の新書とかは触れるのを避けていた。ちなみにリアルでオタクが経済を回すという主張をしてきたのは二人しかない。ドントタッチミー。あのぶっちゃけどうでもいい。オタクの歴史を振り返りオタクの知識を得たとしてもマウントの取り合いでその知識が役立つのかもしれないが、そこだけしか役に立たない知識だと思うんだが、そんな背景の知識を得るよか純粋に一つでも多くの作品を楽しんだ方が良いんじゃない?というのが本音。それとも何よ、そういった作品の時代背景の知識を得たらさらに楽しくなるのかなぁ。落語じゃないかい。

とまあ絶対に普段の自分じゃ読まないような作品を読むことになったのは、単純にTwitterで紹介されたから。どうもありがとうございます。しかし紹介者の方の他の方への作品の紹介をされてるのをTLで流れているのを目にして、何であっしだけ新書だったんだろう。。。まぁそもそも今年になってライトノベルの傑作かつ、セカイ系の傑作であるイリヤの空、UFOの夏を読んだんですよ。

まぁこの作品自体は、ぶっちゃけ自分に合わず。だけども他者が絶賛してる箇所は確かに凄いと感じた。それがまぁ凄いなぁ上手いなぁで止まり、自分のオモシロに繋がらなかったんだけども。まぁいいや。イリヤを読んだ時に、他者ただなんとなく感覚的にセカイ系と使ってるけどぶっちゃけ何なのさって気持ちも芽生えちょうどいいかと。

まぁ読んでみるとオタク評論の謎のアレルギーみたい何もネットでオススメラノベの紹介をしている前島賢さんが著者で、何となくそのオススメラノベの紹介をしているときと同じ語り口で思ったよか読みやすかった。ただ著者がセカイ系とは何か?の回答を真ん中あたりでするのだけれどもそれ以降は読むのが急速にだるくなったなぁ。オタクとオタクの意見ぶつけ合い、プロレスの詳細なんて至極どうでもよいよ。そして著者がセカイ系とは何か?の回答を目にしたが、まぁ結局自分の中にあるセカイ系のイメージは何となくこうなんだろうなぁが補強されたくらいで。やはり曖昧模糊のまま。まぁセカイ系という言葉自体の誕生、そして拡散のされ方からして曖昧になるのはしゃーないんだろうけども。

まぁ少なくともやはり自分がこれを読んで、心から強く思えたのはテレビアニメ版のエヴァが苦手という事。だけども漫画版貞本エヴァが好きなのがよりクッキリしたくらいかなぁ。

漫画版のどこかあとがきかなんかで確か貞本義行さんが語ってるけども。テレビアニメと漫画のシンジの性格の違いについて。それをアニメ版の監督、庵野秀明さんと漫画版を描いた貞本義行さんご自身の性格や生い立ちが優等生と悪ガキであった。みたいな事を確かに言ってて、アニメ版ではナイーブで自意識が強いシンジであったが、漫画版だとどこかすれていてふて腐れてるみたいなシンジ。まぁ自分は後者のシンジの方が好みというか前者のナイーブなシンジが嫌いだった。本書でもエヴァの後半は庵野秀明の自意識を投影していると語ってるが、自分はそんなナイーブなシンジも相まってどうもキツかった。そらEOEでラストにアスカに言わせるように。まぁ漫画版は新劇場版で破をやった後に完結したことも理由の一つであるだろうけれども後半というかEOEあたりのエピソードでは、完璧シンジが少年漫画ばりの熱い男になっているシーンもあるけれども。純粋にそこが好き。劣等感が強くて他人を拒絶、スレたシンジ。それが成長していく姿が。

なんかエヴァを語るのが大半になっちゃったけれども本書を強くて感じたのは。つか本書でもエヴァ以降が前提の構成だけれども。まあ強く感じたのはやはりアニメ版よりも漫画版のが好きで。それを他人の言葉でセカイ系を何であるか?ってという問いかけごしでアニメ版について語ってくれており、自分の感じたものがより形作られたのではないかと。。。