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ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

死んでも死んでも死んでも忘れないと彼女は泣いた 命と記憶の比重はどちらに傾くのだろうか

困った。今回は結構良かった。不満な所もちらほらあったが明らかに前巻よりも良い。

というのも前回までの設定だと死んでしまうが夏には会える。そんなん言ってしまえば遠距離恋愛や海外に単身赴任して長期連休に帰ってくるのと似たようなもんじゃんと毎年、死をもって別れるのにドラマチックが欠けていた。

けど今回ヒロイン由依は、主人公との去年の想い出を失って再会する事になる。よくフィクションで死ぬ事よりも忘れられる事のが怖いみてえなモンがあるけれど、今回の話はまさにそれだなぁと。

由依に思いだして欲しいと思うけれど、それを自分の都合ばかりと葛藤する主人公リョウスケ。彼の今回の健気に由依を想う気持ちは犬かよ切ねえって感じ。

そして去年の出来事をリプレイする事で思い出す由依。彼女視点の過去の出来事も切なさが膨れ上がる。

やっぱり記憶よ記憶を喪う事のそして取り戻す事の切なさはたまらんよ。
と思っていたけれど、命と記憶どちらを取るのかの天秤を突きつけられた時のリョウスケの選択もこらまた切ないのよねぇ。

前回の設定から舵を切り直した今回のエピソードは、ブレを感じさせるしどうなんよ?と思ってたけれど、上記の記憶を失う切なさとリョウスケと由依に主な焦点を絞っていたのは前回よりも好感を持てた。

最後に前回の裏表紙のあらすじは大変不満だったのに加え、今回のあらすじと帯は正直駄目だと思う。大変不満。あれを考えていると人は、交代させた方が良い。ハッキリ言って酷すぎる。