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ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

グランクレスト戦記 7 大きな2つの衝突の中で散る星々

☆☆☆☆☆ 富士見ファンタジア

テオとミルザー。両雄の激突がこの巻の大きなところであるけれど、その合間にぶつかり中には散っていく君主一人一人のドラマにも胸を打つ。今迄細かく丁寧に説明したわけじゃない。けれどもそういった君主の個性や思想が連なり感動してしまった。本当に超傑作な巻だった。その英雄そしてそれに付き添う魔導師。彼ら彼女らの知略や兵士を奮い立たせる言葉、行動。それらが良い意味でライトノベル的というのか?ともかく胸に来る。だって王が素っ裸になって奮い立たせるとか演劇が好きな親父が好きな息子が最後に遺す手記とか。そういうのとても良い。とても良い感じでライトノベル的熱さだよ。そして、ラストは荒れ狂い追い詰められても油断できず、誇り高いミルザーが駆け上がり敵を薙ぎ払い最後のテオとの一騎打ち。大きな流れが枝分かれ最後にまた収束し決着。テオとミルザー。両極端な英雄のぶつかり合いまで本当に熱いドラマの繰り返し。この作品の大きなポイントの幕が降りたと感じさせる。外伝はそんか熱い余韻を穏やかにさせてくれるエピソードでこれはこれでアリ。サイコーでした。