ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

妖怪道中三国志1 奪われた預言書 読みました

奪われた予言書 (妖怪道中三国志 1)

奪われた予言書 (妖怪道中三国志 1)

すっごく面白かった!勝った当初は、ガクセーの読書感想文でネットで検索する輩に対し、むちゃくちゃな感想を書いてセンセーに怒られちゃいなさいよみたいな。みたいな。冷やかし気分で購入して積んであった。

今回読んでみると結構ガッツリとSFとファンタジーと歴史と青春モノが上手く絡み合って夢中で読んでしまった。めっちゃ面白かっ
た。

三国志の時代より古くから存在して三国志の歴史が綴られてる書物を現代で見つける。それを三国志の時代から来た曹操の手下が奪い取る。奪われたままじゃ大変、歴史が変わっちゃう。赤壁の戦いの歴史が変わっちゃう。赤壁の歴史が変わったら現代の歴史にも波及しちゃうから、お前ら三国志の時代に行ってちょっと何とかしてこいと過去へ行っちゃう少年少女。

そしたら赤壁前の公明と張飛に出会っちゃう。あら大変。赤壁の戦いが変わったら未来である現代の歴史も変わっちまうって言ってるのに未来から来た少年少女2人が過去に関わるのはまぁ大丈夫よって2人を導く博士ポジションのオッサン。おいおいんだよ、それ穴だらけじゃねえかよってセルフツッコミしてるのも束の間。少年少女と張飛と公明。知らぬ街で妖怪退治。こんなん歴史に無い!!私たちが関わって三国志に無い歴史が起きてる?と疑問に思う少女。バタフライエフェクトじゃないかい、おい。おい。バタフライエフェクトじゃないかい!!その他にもSFの要素がふんだんに盛り込まれてる。例えば現代の描写もわりかし近未来っぽい情景描写があるし。めっちゃSFしてんじゃんねと心をときメモ状態になったら。

今度は、キャラ。張飛と公明。張飛も他の三国志の作品の通り、豪快なキャラで描いてるけど、お化け嫌いだったり自分の武器とは相棒感覚だったりすんごくそのギャップがとても楽しい。公明はこれは切れ者の軍師って感じは無く、争いを無くそうとしているけれど、ままならない現実に憤るナイーブな感じの青年。カミーユかよ。これもギャップがたまらん。メインの少年少女達の恋も始まってないくらいの淡い恋愛感も心地よい。

現代で三国志の巻物奪ったヤツを捜索してるシーンも楽しい。妖怪と対峙し黒幕である曹操もそこにチラつく。今後、この物語がどう動き、果たして赤壁の戦いまでどう導くのか?とても先が気になる。楽しさてんこ盛りな一冊でめちゃ楽しかったです。