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ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

額賀澪 さよならクリームソーダ 読みました

☆☆☆☆ 文芸春秋

さよならクリームソーダ

さよならクリームソーダ


夏。儚さ。というよなもんを表現する時に蝉の一生ってゆーもんがよく出てくる。実際、それがよく出てくるか否か。溢れてるのか否か。始まりは一体誰なのか。んなもんわかったもんじゃねーんだけれどもまたかよ、蝉感は拭うことができないです、自分は。ところがこのさよならクリームソーダは初めての蝉感を味わう事ができた。それがとても印象に残りました。

まぁそれはともかく。同じ寮かアパートだかに住む美大一年生の友親の現在と美大四年の若菜の過去を交互に綴って物語が進む。二人とも似たような家族構成でその立ち位置がちがう。たまにそれがシンクロしたりする。そのほろ苦さ。

んで美大って事で物語もキャンパスものって感じで青春もやっちゃう。さよならよクリームソーダ。さよならってヤツなんよ。

なんと言うかガッツリはこない。読みやすい。ガッツリは来ないけれども心に良い引っかかりを与えてくれる。んなような感じで。面白かった。