ソルティライムシャーベット

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十市社 ゴースト≠ノイズ(リダクション) 読みました

ゴースト≠ノイズ(リダクション) (創元推理文庫)

ゴースト≠ノイズ(リダクション) (創元推理文庫)

正直、自分の理解力の足りなさによりこの物語の全部やらミステリ部分が分からないけれどとても面白かったです。

イジメを受けておりクラスの中じゃ全員に無視されており幽霊という扱いになっている主人公。クラスの女子高町さんに話しかけられ自分を認識してくれた事に喜ぶ。

自分が理解できんかったというか騙されたのコレ?状態になったのは、イジメを受けており逃避がちになっている主人公の語りだと想う。

中盤で騙されたというかあぁそーゆー事ね。じゃあこっからもう一個何かしらミステリ的な何かがあるのね??と思い読み進めラストは、コレは騙されてのか?自分??みたいになった。上記の主人公の不安定さに加え、高町さんの家庭の歪さ(これも大きく物語に関わってくる)や幽霊とか過去形を使う会話とかだったりも上手く働いて騙されてのかコレ?ミスリードと言えばいいのか途中動物の死体遺棄事件とかが物語に現れてきて、それの関わりが深いのか浅いのか分からんとこもこの物語をどんよりと覆い隠してると想う。

解説を読み、この物語が一つの視点からでは見えるものは違う的な事を語っており、あぁこの主人公視点から文書で進められる主人公視点とは異なる物語が見えてきて何となくだがこの作品の仕掛けが朧気に見えてきたキガスル。

作品の全体に流れる空気はしみったれたいうか終始暗いんだけどそんな空気だからこそ爽やかな雰囲気を楽しめる。サウナから出た後状態を楽しめる青春さがあったと感じる。