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ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

ふあゆ パリッとしたメリハリに心がチョコフォンデュ

ふあゆ (ガガガ文庫)

ふあゆ (ガガガ文庫)

すっごく面白かった。本当にすっごく面白かった。本当の本当にすっごく面白かった。困っちゃった。電撃の大賞金賞のあまりの面白さにえらくびっくりしてたけど、ガガガも負けず劣らず今回の受賞作。すんごい面白い。ガガガSP

章毎といったら違うかもしれんが少なくとも自分はそう感じたんだけど、章毎に山場というかヒキがあった。それにすんごいもってかれた。メリハリがある展開で読むのが止まらない。パリッとしたワイシャツが連想されちゃうよ、このメリハリある展開。パリッと姿勢正すよ。実際は猫背気味だけど。

人が死ぬって物語の中でも絶望とか怒りとか悲しみとかそれを乗り越えるとか希望とか、ともかく物語の中でガッツリ夢中にさせるスパイスだと思うのだけれど、それがめちゃんこ美味しく作用してたと感じる。作中に出てくる爺さんの格言もそれに良い感じでなじんでた。それの本来の意味が分かるところまでいっておぉお!?となった。人が死ぬで良いドラマを作ってた。無慈悲な死がラストにとてもとても響く。言葉悪いけど良い死だ。

心に残るシーンがあった。主人公と幼なじみが後半電話するシーン。心に残る一文があった。バターよバター。んなん、こっちが溶かされてしまうわ。この面白に溶け込みたいわ。チョコフォンデュだよ。気分はmarshmallow。


本当にすっごく面白かったので、早くこの作者はもっともっと書いて欲しい。