ソルティライムシャーベット

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ぼくらは虚空に夜を視る 消されるなこの想いを思い出す

ぼくらは虚空に夜を視る (星海社文庫)

ぼくらは虚空に夜を視る (星海社文庫)


ずっと読もう読もうと思って中々積んである山から手に取れなかった初上遠野浩平、そしてナイトウォッチシリーズ第一弾。イラストもスタイリッシュ溢れるカラーリング。

ぶっちゃけ去年一度挑戦したのだけれど、自分読書を風呂ん中でよくしており、上記のスタイリッシュなイラストがふにゃるの嫌と思って風呂ん中では避けてたら行方不明になってしまって1年ぶりの再発掘が成功。

1回目は50ページくらいまで今回改めて読んでみて思う事は、ゼーガ感が凄く感じるなぁと序盤は。まぁ今作の方がリリースされたのが早く、そんな似ているところを無理くりくっつけてオマージュだインスパイアだの横文字で表現するのはスタイリッシュじゃないだろうし、たぶん。と止めときたいんだけど。主人公がおほろげなながらロボを操縦できる事、ミステリアスな女、元気な幼なじみといったキャラクターやら、虚構と現実が曖昧で人類が死んでる(わけじゃないけど)のだが、それを守るために戦うっていうストーリーの流れから、とてもゼーガを感じてしまう。消されるなこの想い。

勿論話の流れを勝手にゼーガっぽいと感じてるのは、個人の感想なんだけれどもそこの流れがとても楽しい。

虚構と現実を行き来して、SFと青春要素がかちりかちり切り替わっていき最終的には青春もSFも同時進行みたいなんとても読んでて楽しいし。戦闘の天才と言われてる主人公の中身はナイーブちゅーか人間関係が下手くそ常々葛藤してる様子が上手くまざって気持ちいい。後、スパロボやってる自分としては戦闘のプロである彼の容姿が浮かんでしまう。俺は戦闘のプロだ。

後、西尾維新がリスペクトしてるっちゅー知識は頭の片隅にあったから冗長な語り口なのかなぁとぼんやりと思ってたんだけど、意外と淡々としてるというかサクサクしてるといか無機的な感じがある読み味。個人的にはキャラクターのべしゃりが、青春ものっぽいリアルさを出してるのが上手くいってるとことなんかフィクションぽい?嘘臭さ?みたいな台詞が共存してる感じがして、小さくだがそこが気になる。