読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

俺を好きなのはお前だけかよ ドラゴンボールの敵キャラみてーに段階毎に上がる主人公の魅力と面白さ

☆☆☆☆☆ 電撃文庫

立て続けに電撃大賞受賞作を読んで、今年の面白さが群を抜いて半端ない事に少し呆然しちゃった。今年はすげえぞ、本当にすげえぞ。

この作品の面白さをズバッと言うなら、ドラゴンボールの敵キャラみてーに3段階とか段階毎で魅力的になる主人公。そしてそれに付随してインフレしてく面白さ。まさにこれよ。

というのも最初の100ページめくらいまで明らかに展開がバレバレだし、主人公も無個性の無個性を極め、個人的にいけすかなさが半端ない。キャラのしゃべくりもコメディも少しパッとしねえし出来レースだなってのが第一段階。正直、読むの中断しそうになった。

もし自分と同じような感想をもってこの第一段階で中断して他人の感想を巡回してもらってる人は待ってもらいたい。下記に感想を読むのも待ってもらいたい。この物語は第二段階。第二段階からが本番よ。


んで第二段階。主人公のいけすかない全開うさんくささ爆発のオブラートがひっぺがされる。こっから。エンジンかかるのは100ページあたり超えてからだから。主人公のゲスで私利私欲満点なのに、どっか面倒見が良さがある。そんな主人公。ゲスさ爆発。けどどことなく面倒見が良い面がある。ここが最終段階へと続く勝利の鍵ってやつなんよ。


そして最終の第三段階。絶望感丸出しな主人公何もかも失った感剥き出しの主人公から放たれるお前どんだけ熱くなってるんよ本当にどんだけ熱くなってるんよな最終段階。まさかアレがコレなるなんてフリーザがゴールデンになるなんてってくらいの読み始めとガラリゴロリとかカランコロンとかはともかく変わってく主人公。

物語の展開も2人の女の子を応援するって内容が主で天丼な展開が続き、そこにコソッと伏線忍ばせ大変いや本当に大変よな大変面白いオチとエピローグ。なんか毒にも薬にもならないラブコメだなぁのスタートからのサイッコウに面白えなエピローグ。お見事でしょ、これ。

今年の電撃大賞は半端ないよ、自分のツボの奥の奥までキュウトツされちゃてますわ。