ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

長嶋有 愛のようだ 超爆裂最高でした。

愛のようだ

愛のようだ

最高でした。本当に心の底から最高でした。
最高の余韻がやっとおさまってきた。

色んな感情が爆裂しました。揺さぶられるどころじゃない。爆裂だよ、これ。

自分の心の中に大切にしまっておきたい作品でした。宝石箱のよう。

内容は、40代のオッサンが友人の彼女への恋心に気づくけど、その彼女は癌でした。ととても切ない悲恋なお話になりそうのだけれど、そうじゃない。長嶋有さんはそうじゃなかった。

オッサンになってからようやく免許取得した主人公。物語は車の中での出来事が主となって進む。車の中での出来事はメンバーが変わって楽しい笑える時間が続く。同乗者が変わってその状況が変わる。その車のひと時は、主が楽しい時間。時々、ハッとさせられたりビターなエピソードもある。特に4話はゲラゲラ笑ってしまった。うるせえぞgorilla。その他にも富岡製糸場やらハードオフやら笑えるエピソードがいっぱい。それもただ笑えるんじゃなく、人間くさいと言えばいいのか?リアルな笑いだった。本読んで笑わせる事はすごい。長嶋有さんのキャラクターを作る力すごいです。また主人公のもてないイケテナイ人間の女性への気配りももてなさそうだわぁけど分かるわぁと思いました。ハードオフを嫌がる女性。それを断られるありきの男。最高。乗せる人が違くても物語は続く。その時、楽しい時間をともに過ごしても心の中はどうなってるのか?

好きな人が友人の彼女、尚且つ癌を患ってる。それを気にしつつも楽しく和やかな車の時間。心の底は?

そんで最後。楽しく読んでたから悲恋になるとは分かっていてもあの主人公に最後にかけられた言葉。主人公の涙。それにひどく切なくなり悲しくもなり心に打たれました。

線を引きたくたなるくらい印象的な文章が続き、笑いも感動も悲しくも切なくも恋愛にうきうきも色んな感情になれてどっぷり楽しい読書の時間を過ごせました。超爆裂最高な超超超面白かった作品でした。サイン本買えて良かった。イマジンでした、私のイラスト。
15年度後半に超最高な本に出会えました。プリキュア プリキュア