ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

金属バットの女 読みました

金属バットの女 (HJ文庫)

金属バットの女 (HJ文庫)

とても面白いセカイ系だと私は思いました。
世界を人々を壊す試験管という存在。それを唯一殺せる存在の女の子。そんな女の子に惚れられ家族を皆殺しにされ、そして共同生活が始まる。

主人公は女の子を愛している。家族を殺され幼なじみを大切な人を殺されても。女の子の事が好きだから。

しかし、頻繁に家族の回想が入る。主人公のモノローグで物語が進み、乱暴な言葉づかいが、等身大のだりいなって意味もなく言う普通の学生を表現している。頻繁な家族の回想が女の子に惚れてるから気にしないよと言ってる嘘を。家族を殺された悲しみの行き場のなさを説明している。

それでも物語は進む。

ただの人間である主人公が特別な女の子と過ごす異常で歪な日常の結末は、しっくりきたし大好きだし哀しさが溢れてました。

自分は、これを奇書みたいなまとめ方をせず、面白いセカイ系を読めた面白かったという感想を残したい。