ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

掏摸 を読んでスリリングを感じるだけじゃあない

掏摸(スリ) (河出文庫)

掏摸(スリ) (河出文庫)

全くもって何ともしょうもないダジャレなのですが、これがまたすごいスリリング。すごい緊張感が続く。もうそりゃ読みきらなきゃ、スリリングで頭いっぱいになっちゃうと思うのですよ。だから一気に読んだ。一気読み推奨というか、こんな面白いもん一気に読むしかないでしょ。今でしょ。みたいな。いやぁ面白い。面白い。しかしこりゃ凄いね、わたしゃ掏摸でスリリングとか言っちゃてるけど、けどね、それだけじゃないのよ!裏の世界の物語だけじゃあないのよ!掏摸でスリリングって感想で終わらしちゃいけないわけなんですよ。だってね、子供。親に不遇な扱いが出てくる子供が出てくるのよ。その子にすったもんだあって、すったもんだ?とりあえず話の流れで掏摸テクを伝授する場面があるんすよ。そこに主人公の子供の時と重ね合わせて、色々面倒をかけ心通わすのにほっこり。ほっこり?心通わす?いや違う。違うけど、そういう場面があったから面白い。掏摸でスリリングだけじゃあない。そうなんだと、わたしゃ考えます。初めての中村文則作品。とても楽しめました。スリリング。