ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

赤井には彼女がいないに天晴れですわ

とても良いです。とても良いです。

自分がオタクである事を全面に出せない主人公が高校でオタサーに入る。げんしけんみたいな。そこの部員が全員女性で、何故か主人公が初っ端からもてまくりなハーレム状態。

凄く読んでても居心地の良い空間。たぶん舞台の高校が大学へエスカレーターになる付属校っていうのも一躍買ってると思う。結局、どんなにぬるい日常を描いていても、時が進むにつれ受験みたいなシーンを学園ものでは描かなければいけないけど、この作品ではそういった現実に帰る事を排除している。

前半は、ヒロインの子といちゃいちゃしながら、ネトゲしたり漫画よんだりとぬるいオタクな日常をとても居心地良く描いてる。このオタサーだけの日常しか描いておらず、外野からのオタクへの偏見みたいな(初代げんしけんの咲ちゃん目線)ところもいっさい出てこず緩く楽しく物語が進んでる。

このまま終わるのか?と思ったら、主人公が話の流れでライトノベル作家になりたいと夢を持つあたりでストーリーの舵取りも変わり始める。このあたりから、何故か初っ端からもてまくってた主人公に対するヒロインの想いが説明され、あーそうだったのねとスッキリした。

主人公がライトノベル作家を目指し始めてから、憧れの作家との出会いやら廃部の危機やらとんとん拍子で物語が回り始め、いつのまにやら、試練を与えられ、それを乗り越えるみたいなストーリーに変わっていく。

凄く良い構成だなぁと思った。

物語もさくさく進み読みやすく、とても良いラブコメだったと思う。