ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

2014年度下期面白かった新作ライトノベル10選

書きます。

①開門銃の外交官と、竜の国の大使館

期待してた通りの面白さでした。ファンタジーの要素と外交官としてのかけ引きの要素が良い感じで合わさってる。深見真先生の短文の連続でスピード感あってサクサク物語が進むのに、しっかりと中身があるのは毎回凄いなぁと思う。ヒロイン3人とのラブコメ部分も好きです。

②新米社長のパーフェクトゲーム

新米社長のパーフェクトゲーム切り札の使い方 (HJ文庫)

新米社長のパーフェクトゲーム切り札の使い方 (HJ文庫)

ファンタジー世界で石油掘って、世界を変えてくみたいな話。主人公が万能なんだけど、嫌味な感じがしない。一巻はまだ助走段階で風呂敷を広げるというより、こんくらい大きいんですよぉというのをチラ見せするくらいの感じ。なんだけど、とても面白い。ハーレムもので主人公がモテモテだが、いけ好かない感じがしない主人公と癖のあるヒロイン達が良い。これは、まだまだ面白くなると確信できる内容だった。ただ唯一気になった所は、初老で皺がある爺さんみたいな文章のキャラクターがイラストついたら、皺一つ無いダンディーな中年だった事。めっちゃダンディーなんだもん。

ロクでなし魔術講師と禁忌教典

王道という言葉が正しいのか分からないけど、物語構成の骨組みがしっかりした多くの人が面白いって言いそうなファンタジーもの。なんちゅーかこれだっ!!ていう推しのポイントは無いけど、最後まで読んだら面白いなぁって感じた。物語の展開やキャラクターが自分のツボに入るようなポイントは無かったけど、それでもすごく面白いなぁと思った。

世界の終わりの世界録

ファンタジーの中でどういったものがハイファンタジーにカテゴライズされるのか分からんけど、この作品はハイファンタジーらしい。主人公以外最強パーティで、英雄に遠い血筋であるが面影が似ているだけで力が無い主人公が、ひたむきに努力しながら才能の片鱗が出て、強敵と闘う展開は熱かった。

知らない映画のサントラを聴く

知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫)

知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫)

新潮文庫nexはライトノベルじゃないらしいけど、自分の中じゃライトノベルだと思ったので。どこがどうとハッキリしてなくもやもやした感想になるけど、自分の中の竹宮ゆゆこ作品の好きな部分と嫌いな部分が過去作よりもモロに出てるが好きな部分の方が強くて、最後まで読み終わった時は、面白かったぁと思えた。

⑥親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰

このタイトルと河下水希のカバー絵は、秀逸だなぁと思う。タイトルの通りの内容なんだけど、重たさは感じるけど、爽やかな読後感を感じる良作。個人的には、主人公と親友の彼女がSF小説になぞった謎で学校を歩き回るのが爽やかさ全開で好き。

⑦あじさいの季節に僕らは感応する

都合のいい展開だけどなんだかんだで爽やかで良いラストで面白かったなぁって感じた記憶はあるんだけど、話の内容がスッポリ頭から抜けてる。読んでる時も印象に残らなそうだなぁと思ってたけど半年近く経って、見事に頭の中に残ってない。けど面白かった記憶はある。

⑧エンド・リ・エンド

前作が勢いと熱量が感じられて好きで、作者が社会人になるってあとがきで宣言してたから復帰して驚いた記憶。設定が面白く、今後どんどんドロ沼にハマってくんだろうなって期待させられる所で1巻が終わった。

⑨放課後のフェアリーテイル


特にこれといった大きな物語の山も無く、
淡々とストーリーが進行していく印象。綺麗に落とす所に結末が落ちて、派手さは無いが続きを読ませられた。

10 パンドラコレクション

パンドラコレクション (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)

パンドラコレクション (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)

主人公が闘う女の子に惚れ、異能バトルに巻き込まれるボーイミーツガールもので好き。多分、こーゆーボーイミーツガールものが好きなのは、自分がサザンアイズが好きだったからだと思う。アッサリめの終わり方も好みだが、主人公のヒロインへのストーカーぶりが、ハッキリ言ってキモい。真っ直ぐな主人公っていう設定なんだけど、キモかった。このキモさは、瀬尾公治作品の主人公に通じるキモさだと思う。






今年読んだライトノベル全体の印象だと上期の方が面白い作品が多かった印象が強く残ってる。自分は、面白いの沸点がかなり低いのか大抵のものが面白かったぁって思える。その面白いの中で差がある感じで、うわっこれはすんげぇおもしれぇええ!!!って興奮した作品は、下期では無かったと思う。上期だとKAFKA使いやこの恋と、その未来がそれあたるけど、下期はそのレベルまで面白いと思ったものは無かった。後、自分の中でライトノベルに対し、若干ブームが去った気がする。普通の小説と漫画とライトノベルで巡回してハマるんだけど、ライトノベルのターンが過ぎた気がする。また来るんだろうけど。なので下期は上期に比べ読んだ冊数は半分くらいになった思う。今思ったんだけど、下期に読んだ新作は、面白かったんだけど、キャラクターがあまり好きになれない作品が多かった印象。