ソルティライムシャーベット

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代償のギルタオン

 

代償のギルタオン (スーパーダッシュ文庫)

代償のギルタオン (スーパーダッシュ文庫)

 

 積んであったものをやっと消化した。一言でまとめたら、中々面白かったで終わるのだけれど、ちらほらと気になる点がポツポツとあった。基本、面白く読めてたから、そういった少し気になる点が逆に目立って、読んでて引っ掛かりを覚えた。

 

例えば、耳が聞こえない登場人物が普通に会話している所。

これすごい違和感覚えたんだけど、喋っている事が文字化されているって設定が出てきて、まぁスッキリした。けど、序盤のその設定を見逃したのか何なのか分からんかったけど、すごい何で会話してるんだよ?て自分は、思った。

 

例えば、自分の指を歯で噛み切る所。

自分の指を代償にしてロボットを乗る場面があるのだけれど、その時に歯で10本の指を噛み切ってた。悲惨で追い詰められた場面を描いてるから、確かに力強く感じたけど、そんな事できるの?て疑問が出てきた。

 

例えば幼女が自己犠牲する所

物語の一番の山場といって良い、この物語の悲惨さやるせなせ、絶望を表してる場面だけど、引っかかる。そして、その直後の姉の言動も気にかかる。

 

1冊で内容も詰まってて、しっかりとした山場もある。後、戦争の悲惨さや絶望もきっちり描いており、主人公3兄弟の絆の深さも良く描写されている。とても面白い作品だと思う。その分、上記であげた小さい引っ掛かりが逆に目立って、気になり物語に没入していけない所があったのが、個人的に少し残念だった。