ソルティライムシャーベット

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オブザデッド・マニアックス

 

オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫)

オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫)

 

 これ、自分の中じゃ、かなりライトノベルの名作だと思いました。本当に読んでて、すげぇ面白かった。

 

内容は、ゾンビ好きでスクールカーストで下位にいる主人公が、本当に現実でゾンビに巻き込まる話。

 

上の内容だけだと、主人公のゾンビ知識で色々と問題解決して、クラスの人に認められ、成長していくって話を想像すると思う。

 

だけど、この物語は、そんなもんじゃない。

 

序盤本当に妄想していたゾンビに遭遇して、自分がスクールカーストの上位に立とう思ったが、映画のようにいかず、いまいち締まらない主人公。

 

ゾンビパニックものかと思ったら、ショッピングモールでスクールカーストが逆転している世界が構築されてた。クラスのつまはじき者が権力を持つ、日常の学校とは、真逆な世界。

 

破天荒な姉御肌の先生が、物語をぶっ壊す、すげぇ破壊力のある展開。

 

ラストでの主人公が色んな事を考え、悩み結論した末の答えが素晴らしい。かなり学園青春ものとして、とても良い展開だと思う。

 

ゾンビものという非現実の中に、現実的な高校生の悩み、苦悩、恋愛etc青春ものの要素を詰め込んだかなりの異色作だった。本当にこの物語を思いついてまとめきった作者は、すごいなぁと思うし。

 

単巻ものて事でとっつきやすい面もあり、かなり人にお勧めしたくなる作品です。