ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

友井羊 魔法使いの願いごと 心の中にある世界でたったひとつの美しい花

魔法使いの願いごと (講談社タイガ)

魔法使いの願いごと (講談社タイガ)

すんげえ良かったぁ!!優しく美しい筆致と物語だった。とても良かったあ!!!スイレシを読んで友井羊ってすんげえ作家なのでは??と思ったが、今回の作品を読んでて確信に変わったというか。何というか。とても良かったあでした。love!!

物語の伏線というか次の展開を想像できる運び方がともかく上手い。あっこーゆー流れになるんだがストンと落ちて物語から離れられない体にされちまったよ。

途中、思い浮かべたのがごんぎつね。小学1年から6年まで読書感想文で書き続けたごんぎつね。但し不器用な自分は毎回違う文章で提出していた。全部あらすじをなぞるだけだったけどな!!!!

美しいものしか見れない目となった少女ヒカリと一人の魔法使いの物語。少女が見た美しいものとは?的なラストは何一つ奇をてらわない優しくて繊細で。人によっちゃベタって言葉を使うかもしんない。

けれども間違いなく。間違いなくbetterな展開で心に綺麗なものが流れていくのが心地よく嬉しいです。

とても良かったあと思える作品だった。

十二騎士団の反逆軍師 読みました

面白かった。

物語の筋書きは、面白く。正直盛り上がりはあって飽きさせられなかったな。物語の構成は結構面白かった。

ただ戦士と軍師の両面を持つ主人公って設定が欲張りすぎたのかどうも軍師側の戦略を描くシーンでは弱さを感じずにはいられなかった。

フルメタアナザーの作者のオリジナル作品だが、かなり書き方が変わっているように感じ、けっこう当時のガトーの監修って仕事は割かし力いれてたのかな?と感じた。

全体的に満足感はあるのだが、なんかこう自分の心に刺さるところまでは来てくれない。ファンタジア文庫作品でよくあること。秀作ってくらいが気持ちの落ち着きが良い面白さだった。

山本五十子の決断 桜の季節舞い散って

山本五十子の決断 (ファンタジア文庫)

山本五十子の決断 (ファンタジア文庫)

意外と面白かった。て言ったらアレだけれどもホントに意外と面白かった。

けれどもこの作品の歴史の内容や知識をどこらへんまで説明するか、そして主人公の持つ歴史の知識の開示をどこまでしてくか??てので評価が分かれそう。史実の説明はあまりせずに物語を進めるのは、歴史にもあまり興味無い自分にとってはかなり読み易いと感じ好感を持てた。正直、史実の説明で知識量を感じさせる作品もこれもまた別の意味で好感は持てるが、物語がダレる。この作品には比較的そのダレるがないのが良かった。

しかし逆に実際の史実への説明も少ない事で正直、戦時中の登場人物の基となった人物に疎く。さらに登場人物の多さもあり全然どういうキャラであるかの馴染みが足りなかったかな。とも思う。うんキャラを推す作品と思うのだが、キャラが薄いと言うより馴染みが足りなかったかな。

けど内部のもめ事や史実とは違うミッドウェー海戦をどう切り開くのか??てのは、興味がわく。あまり歴史に疎い自分にとっては、そういった歴史を知らない人のための配慮をされてると感じる。

今回の話は、正直次の巻への繋ぎと1巻であるのにそこまで大きな盛り上がる場面は無く、構成的に不安というか大丈夫なの??と余計な心配はあるが、意外とつづきが読みたいと思えた。

キャラの心理描写と史実を追うかどちらでページを割くかでこの作品の面白さが変わっていくんじゃないかな??と思うんすよね。まぁ面白かったです。

絶対ナル孤独者 1 かなしみアップデイト

あっこれ読みたかったヤツまんまだと思った。夜の闇に消えていく。人知れず。異能者。現代もの。主人公コンプレックスやトラウマ、そしてそれらが結びつく暗さがある性格。大切な人を守る。一人のなんかつおい少女と出会う。かなりどストレートを放ってくるあっ、これ読みたいヤツだ。って感じ。

けれどもちょっと冗長というか主人公、敵のバックボーンを丁寧に描き読みたいヤツじゃんに繋がってくるけれども。やっぱり冗長なんよなぁ。頭を通り抜ける文章。

かなり好きです。けれどもこうハマるモノはない。

まあまあの面白さ。

MF文庫Jのレーベルカラーは人によってカメレオンみてえに色が変わる

夏ぐらいに暗闇にヤギを探してを読みました。自分ラノベ史に残る紛れもない傑作。特に3巻がモノごっつすんばらしい。モノごっつすんばらしい。

とまぁ暗闇にヤギを探してを読んで、自分のMF文庫Jのイメージが変わったというかMF文庫に二つの勢力があったとすると。天秤。シーソーゲームのように揺れ動いてたものが片方にガクンと重力が生じて。こっち!!わたしゃこっち!!私にとってはMF文庫Jはこっちなんよ!!

なりました。

まぁ肉付けをするならアニメ化作品のハーレムとかラブコメとか萌えとか側と
青春恋愛とかシリアスとかあるいは骨太(恥ずかしい)とか側だったら
自分のMF文庫Jのイメージは後者の方が強いかなぁ。もちろんレーベル毎で括ることの難しさやその両方で天秤をかける意味の滑稽さ。そしてその両方も併せ持つライトノベルというか小説て媒体の広さと言えば良いのか??とかを考えると何だかと思えてくるモノは無い訳では無い。けれども自分がSNSやネットを目を通して生まれた感覚的な話であるのだけれども。MF文庫Jのレーベルカラーを上記の二つの天秤のどちらかでみている人の割合多くね?と感じ、ちょっと簡単にブログに書いていこうかなと。恐らくは正解はどちらの要素の作品も共存しているがお利口で。そして限りなくアンサーに近いアンサーなのだろうと察しがつくのだけれども。まぁ暇つぶしがてらに書いていこうかと。

ただなぁ自分はぶっちゃけMF文庫の歴史とか変遷とかそういった昔をあまり知らねえし、かつオタクのトレンドみてえのにめちゃくちゃ疎いから穴だらけな内容になってしまうのは明白だし。石鹸枠ていう言葉も使われなくなったくらいにやっとどんな感じの意味なのか分かったくらいだし。偏見に塗れた内容になんだろうなぁと。ライトノベルの博士号みてえな人とかあるいは、ライトノベルの熱がハピネスチャージされてる熱いオタクとかが語るMF文庫Jについてを読んでみたい。ちょっくら後で探してみるか。

なんか前置きが長くなってブログ書いてくテンションが薄れ始めてきたので、以下に簡単に。あるいは雑に。書いていこうかと。

まずライトノベルって作品毎作家毎でカラーは違うのは当然なのだけれどもその作品が刊行するレーベルによってのカラーで語られることが多いなと感じることがあります。

ガガガ文庫なら尖ってる

パニッシュメント (ガガガ文庫)

パニッシュメント (ガガガ文庫)

ファミ通なら青春とか恋愛

とかはよく目にするし、自分も何となくそのイメージが形作られてる。

そんな中でレーベルカラーとして語られてるのがMF文庫Jは萌えとかハーレムとかの言葉を使われてるのをよく目にするし、自分も正直そのイメージの印象を持っていた。

これはヒット作であるゼロの使い魔を始め、MF文庫Jのアニメ化作品にそんな要素が目立つモノが多いと感じたから形作られたイメージなのではと。(ISはオーバーラップに移籍したが)

IS〈インフィニット・ストラトス〉 1 (オーバーラップ文庫)

IS〈インフィニット・ストラトス〉 1 (オーバーラップ文庫)

精霊使いの剣舞 (MF文庫J)

精霊使いの剣舞 (MF文庫J)

とアニメ化作品かつ自分が読んだことがあるのは上記で。その中で並べてみても確かにその要素はある。というか強いと言っても良いと考えると。

ただこれは自分の読んだ範疇である事、自分がMF文庫J全てのアニメ化作を把握しいないし、MF文庫Jの過去も知らない。のでそこんとこを考慮するとアニメ化作品=ハーレムや萌えが強いと言い切る自信が無く、寧ろブレブレになってしまう危険性も孕んでいる。

けれど自分が読んできたMF文庫Jの賞でデビューした作家の作品はそれとは違う面も見えると感じる。いっちゃん最初に挙げた暗闇にヤギを探して含め。そのレーベルの新人賞作品てことは、そのレーベルのカラーと言っても間違いではない?つかレーベルカラーを反映されてるものでは?と。

豚は飛んでもただの豚? (MF文庫J)

豚は飛んでもただの豚? (MF文庫J)

加えて少し前ならアペンドラインと言ったレーベル内レーベルみてえのや更に遡ると清水マリコとかもいたし萌えやハーレムばかりて括りでは無い作品もちらほらMFJでは見られる


まぁ自分はここ最近、上で挙げたアニメ化作品よりも下で挙げた作品群の方を手に取る頻度が増えて、いやMFJが萌えとかハーレムばかりとか嘘じゃんてなって
自分にとってのMFJはアニメ化作品じゃなくて、こっちよ!!こっち!!となった訳なんだが。

けれど今回、これをブログに書いて言いたかった事。というより書いてる途中で気づいた事なのだが。上で萌えとかハーレムとかテンプレとか言われている認知度のあるアニメ化作品もソレと反対側の天秤として置いた作品もそれを対として置くのも難しいのかと。

と言うのもアニメ化もしてMF文庫Jの中でもヒット作であるはがないこと僕は友達が少ないの存在。

はがないはハーレムとか萌えとかで楽しんでいる人もいたり、あるいは平坂読の文章きんもちいいや良い青春モノ!!って小説の楽しみ(かなり語弊がある言い方であるとは自覚はしてる。自覚は)をしてたりする人もいるし、あるいは両方を楽しんでいる人もいるし。一つの作品で色んな楽しみ方があるとすんげえ当然の。古い言葉ではアタリマエだのクラッカー。すんごい当然だなぁ、それ。作品の楽しみ方なんてひとそれじゃん。とはがないの存在でその当たり前を思い出したけれども上で挙げた作品だってそんな当たり前が適用されるのは当たり前だし。なんつーか二分してMF文庫Jを。そのレーベルの作品達を見るのは違う気がしてきた。萌えの作品が心をえぐる事だってあるし、尖ってる作品が萌える事なんて日所茶飯事。だから。だから。ラノベは凄いんだよ!!(総合格闘技で勝利した元力士 戦闘竜のインタビューの時のマネ)

まぁ楽しみ方なんて人それぞれだし各々楽しんだり、つまらないものに苛立ったりしましょとすんごい胡散が臭すぎるぼかぁ中立ですから、中立キャラみてえになってしまったが、そうだしなぁと。

まぁだからと言ってレーベルカラーで作品をレッテル張りするのは別に良いけれどもクソラノベ製造所のMF文庫Jとかクソみてえなというかクソをペーストにした息臭い言葉の弾丸で周りをヘドロにすんのはやめましょ。言ってるヤツたまに目にしてたんだよなぁ、クソラノベ製造所って言葉を使ってるヤツもみたし。

以上、胡散が臭すぎるぼかぁ中立DEATHキャラで今回の話を締めたいと思います。

いつも通りまとまりはございませんが、ライトノベルのお話でした。

最後にどうやらすんごいのが今月来るらしいので読んでみようと思う。何がすごいかは分からんが凄み感を出してきてる。

図書迷宮 (MF文庫J)

図書迷宮 (MF文庫J)

鬼滅の刃の魅力につきまして

鬼滅の刃無料分4巻分読み切った後、あまりに面白すぎて8巻までKindleキメた。イッキヨミ。大変面白すぎた。そういった買って続きが気になり過ぎてすぐ読みたい時に電子書籍はホントに便利だ。あまりに続きが気になり過ぎて本屋へ走るて良い思い出だよね。自分の中の体験だとサザンアイズがそれにあたる。友人はドラゴンドライブって言ってたな。

Dragon Drive, Vol. 14: Wait

Dragon Drive, Vol. 14: Wait

また違う友人と最近のジャンプでの面白い漫画について話したことがある。もう我々もジャンプに対して老兵ならぬ老害と言われてもおかしくない年齢に達してしまったのだろうか?いやそんなことは無い。ジャンプはジャンプ。色褪せない面白さをきっと。今でも。私たちに提供してくれるはず。冒険心を失わなければ。心はきっと今でも少年少女。そして青春爆走ができるんだ。きっとそうなんだ、これで良いのだ。自分は相撲と言うのに対して友人は鬼が面白いという。

ジャンプが今でも好きと言っておいてなんだが、自分は正直ジャンプを購読していないのはもちろん。下手したらHUNTER×HUNTERが再開するタイミングでたまーに買ってみて、ONE PIECEどうなってるかなぁとパラリと読んで、他の漫画は更に炒飯の如くパラパラッと読む程度になっている。さっき言ってたジャンプの愛がうそみてえだ。けれども嘘では無い。ジャンプは今でも好きよ。ただチャンピオンの方がもっと好きなだけ。ビースターズを読もう。六道の悪女を読もう。ふしぎ研究部を読もう。月刊だけどスピーシーズドメインを読もう。全部大好き全部オススメ。

話を鬼滅の刃の話に戻す。

先の友人が鬼滅の刃の面白さの説明で、改めて一巻から読み始めとても共感した事がある。ソレはゲームを実況している楽しさ。ゲームをやってるとき、RPGとかでもボスの強攻撃で死にかけそうになると、ヤバっヤバヤバッ!?って言った経験がある人は少なく無いとは思う。敵は和風吸血鬼みてえなヤツら。常に強敵と対峙している本作の主人公炭治郎は時にはその窮地を脱するため思考を巡らしたり自分を振るいたせようと鼓舞する。そんな独白が多い主人公である。そんな炭治郎のいつもギリギリの死線を潜る独白は、確かに友人が言ったようにゲームの実況。あるいはそこまで行かなくてもゲームをしているときの独り言。それと同じ楽しみがある。

また炭治郎の常にひたむきな性格で周りが変わり始めるって言う面白さも4巻あたりから炭治郎と共に戦う
善逸とイノスケを始め魅力的に映る。大袈裟な感じも否めないが、太陽と月の関係みたい。脇役である彼ら彼女らは、その人本人だけでは魅力も少し弱いと感じている。けれども炭治郎と関わることで魅力的に映る。逆に炭治郎のキャラも彼らが引き立つ事でひたむきな性格ていう愚直て言う個性をより魅力的に感じさせる。どちらも太陽であり。どちらも月である。大袈裟かもしれない。けれども主人公の魅力で脇役にもすんげー良いスポットライトがあたるってすんげー楽しい少年漫画じゃん。すんげえ好きじゃん。炭治郎のひたむきな性格て言うのは、妹のネズコのために奮闘するってのも忘れちゃならない。

後、ありがちって言葉で使うのもアレだけど、主人公陣営の強力な先輩、上司キャラ。何とかナンバーズ的なヤツら。彼らの存在も。まぁありがちっちゃありがちで締められる話。なのかもしれんが、普通にそーゆーの好きよね。単純に好きよね。炭治郎のバックボーンとかも含めて。好きなんよね。

後、この漫画で凄く独特と個人的に感じてるのは一話一話の終わりと。その次の話の導入。すんごい地続きなのよね。ふつー一話一話である程度まとまり、あるいは次の話への盛りあがりを気にする締め方を少年漫画ってするって印象があったのだけれども。鬼滅の刃は、その一話毎のシメが無いというか、その次の話のその次のコマで続いていく。これ何となく新鮮な読後感があるし、話数毎の表紙?でも1頁まるまる使ってるが、物語の1シーンでもあるし。この手法はもしかしたら普通に他の人もやってるかもしれんが、凄く。何故だか。新鮮だったよんよなぁ。

一気にガーッと読んでしまう。読んでしまった面白さがあった。鬼滅の刃。とっても大好きになりやした。

割かし和物てだけで若干尻込みするタイプなんすけど、とても面白かったっす。

鬼滅の刃面白いよとチャンピオン作品面白いよな内容でした。

絲山秋子 ばかもの 読みました

ばかもの (新潮文庫)

ばかもの (新潮文庫)

久しぶりに絲山秋子の作品を読んだ。とても楽しい読書だった。二人の男女。二人のばかもの。二人の恋と愛。二人の失ったモノ。汚いものが美しい。そんな感情はまだ失いたくない。とても面白かったです。