ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

妹さえいればいい。 8 爆発しそうな火薬の匂いはなんだかステキ

妹さえいればいい。 8 (ガガガ文庫 ひ 4-8)

妹さえいればいい。 8 (ガガガ文庫 ひ 4-8)

あー面白かった。けっこう何かが蠢いてるような導火線に火がつく手前のような。安定した面白さの中に何やら潜む不穏な香りが漂い始める巻だった。

前巻の幽の過去エピソードもあってか伊月くんのお漏らし事件の嘆きにはグッとくるものがある。こーゆーのをこーゆーふーにやるのはステキってなるね。

三人で始まる甘い危険なルームシェアやハルト周りのじれったい恋に纏わる人間関係やいつものメンバーで伊月の家ですごす際のほんの少しなぎこちなさ。何より千尋という大きな爆弾の導火線。不穏だぜ。不穏なんだぜ。幸せがとても不安。とても不穏。怖いわ。蟹さんの少し芳ばしく神々しさ出してくるのも。やはり不穏なんだぜ。スリルはステキ。

楽しいよなぁ。この物語。好きだわぁ。

パンツあたためますか? ポケットの中には小さな愛を

パンツあたためますか? (角川スニーカー文庫)

パンツあたためますか? (角川スニーカー文庫)

読み終わった直後はしみったれてるなぁ。。。です。だいぶしみったれてるなぁ。と。

けれども読み始めのちょいグイッと物語を引っ張ってくれる気持ちいい文章でこううだつが上がらないヤツらのうだつが上がらないヤツらなりの青春ドラマできんもち良くなってるから最後のしみったれてるなぁ迄持ってきてくれるのは。それこそ文章のおかげ。文章が作る空気感。

最近、いや最近でも無いけれども自分はライトノベルでやっぱり文章の好みと良し悪しが一番キュンとくるなと。つまり割かし雑な最近のラノベ批判者側にかなり近い位置にいるなと。けれどもこう会話で織りなすコメディも雰囲気作りやきんもちよさもあるから。要はシーン毎のの空気がばっちりハマってる文章が好きなのだと思う。だから最近の雑なラノベ批判者読めば良いのにとも。

まぁんなこたぁどーでも良いのだけれども。割かしシーン毎で物語がブツ切りと言えば良いのかキャラとキャラの絡みも余りなく1シーン1シーンの編集の仕方が下手と言えば良いのか。グッとくるシーンを集めました感を感じた。のだけれどもそういった断続的?言葉間違ってる?なシーンも青春の一コマみてえに写るのだろうか?しーらね。

まぁぶっちゃけ上でも書いたが読み終わりのしみったれ具合が好みではないのだけれども。やはりこのしみったれてるわぁと物語に入り込ませる空気感を演出してる文章よいんじゃない?つかさらにぶっちゃけると前半の展開や文章が大変面白いと感じ、後半はしみったれてるわぁと感じ、そのなんつーかサイコーみてえな感じにはならない。その後半の感じ方も最初はあれ?この作者なんか表現のキャパシティも減ってる気がするし、ひょっとして息切れしてる?と思ったのだけれどもそれが事実かあるいは単純に自分の好みの問題であるかは分からない。

ココまでうまくいかねえ感じとしみったれた感じ。そういう上手くいかない青春ドラマは好きなのか面白いのか。ラブなのかライクなのかようわからん。この何だろ滝本竜彦ぽさがやはりしっくりくるんだろうけど、どっちかっつーと若かりし頃の木尾士目的と言えば良いのか。けれどもあそこまでこっぱずかしい感じにならないのはキャラクターの魅力なのではないかな?と。

まず何というか。その。煙草を止める止めないで女性の心境に変化を表してるていうシーンを2017年に読めるとは!?みてえなモノがあったね。こうやりたい気持ちはあるけれどもやっちゃうーー??て感じです。

この小さな愛とかドラマチックが無いことがドラマチックになる。なんかしら引っ掛かったけど痩せ我慢で自分の傷跡は隠して、家でこっそりマキロンぶっかける見栄っぱりな気持ちを芽生えさせる。そんな物語は面白いのか?好きなのか?愛しいのか?ようわからんけれども何となく心の奥にコソッとしまっておくちょいと大切にしたい。そんな物語でした。

あなたは虚人と星に舞う 読みました

あなたは虚人と星に舞う (星海社文庫)

あなたは虚人と星に舞う (星海社文庫)

サイコーすぎる。SFと青春と少年少女のそれも複雑なヤツらのあの感じとロボとなんかもう読み味サイコー!!このなんつーか、これめちゃくちゃ読みたかったヤツーー!!とかなりテンション高く楽しめた。

やっぱりなんなんだろうだなぁ、主人公のあの設定とキャラクターとそしてあのとても良い!!て感じさせるラスト。それを上遠野浩平のあの感じで紡ぐ。サイコー!!

こうこれであってるのが分からんけどもゼーガペイントップをねらえと言う自分の大好きなものが良い感じで混ざり合って、さらにそれをめちゃくちゃ違う味付けして超サイコーじゃん!!て感じです。軽く大好きッスね。

かりゆしブルーブルー 読みました

200ページを超えてシリアスパートになってからグンと物語に入り込め大変面白かったです。特に後半のひっくり返る展開は、それまでシリアスな雰囲気作りをしておりそっからのひっくり返りだから物語へと引っ張る作者の地力が感じられた。

それまでも割かしポップな雰囲気で物語を作りつつ、シリアスな話へ誘導する仕込みを所々散りばめさせているし。中々そのシリアスとコメディへの落差?シフトチェンジのやり方はかなりぐいぐいと行かせられた。

あんたなんかと付き合えるわけないじゃん!ムリ!ムリ!大好き 読みました

まず素直にホントのラストのラストのどんでん返しとタイトルの回収はお見事だと思うし、とても面白かったです。

けれど9割方クソだった。ホントのクソ。苦痛を感じさせるくらいつまらない読書は嫌なんだよ。後半のどんでん返しのために敢えて9割方クソつまらんコメディパートを読ませられた、敢えてと思ったら少しやるじゃんと思うけれども。あの声を張るような劇団っぽい会話劇とくだらんギャグ。ホントに腹立つ。けどこの作者にかぎっては敢えてやったのではなく、あれが素のコメディの作劇なんだろうなぁと。というのも過去作であるラブコメ圏外を読んだとき全く同じのクソつまらんコメディで。ホントのホントに全く読み味。

9割方クソでラストがとても面白い作品。それならちったぁラスト以外のところも面白く出来んだろ、みてえな難癖でよりムカつくんよ。

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 13 短編集ナンバリング反対

全くもって本編に繋がらない短編、しかも特典をまとめたものにナンバリングをされても困る。何故ならそれであるなら買わないからだ。

少し自身が無いが書いた時期が古い序盤の物語より後半のエピソードの方が作者の表現力てゆーのか上手くなってる気がした。つか上手くなってるよ。

あのいっちゃん最初に言ったとおり、まるで本編に関わらない短編だから感想は無。

七王国の玉座 上 氷と炎の歌1 読みました

七王国の玉座〔改訂新版〕 (上) (氷と炎の歌1)

七王国の玉座〔改訂新版〕 (上) (氷と炎の歌1)

遂に何というか満を持して読めた。思えば大学時代に旧版を面白いから読め読めと先輩に言われてたから随分と長い旅になった。遂には誕生日プレゼントにかこつけられて1巻買ってもらったが、それでも頑なにかったるいという気持ちでずっと読まないでいて、その後、もらったモノはどこかに積まれている本の海にのまれて見失い、新版が出てここいらでいっちょ読みますかと自分で買い、けれどやっぱりかったるいからこれもまた本の海にのまれて。それからKindleでセールをやっていたから今度こそ!!と思いまたさらに買い直しけれどもやはりかったるいから1年触れずにいて。やっとやっと1巻読めた。。。だって分厚いし読む気無くなるわあんな長丁場。


けれども大学の先輩を始め、ネットで病みつきにハマっている原作ファンやゲーム・オブ・スローンズ(正直、ゲーム・オブ・スローンズ自体は前々から知ってたが、それが七王国の玉座のドラマ化というのはマジで最近知った)での映像化のファンの言うとおり。ホントに言うとおり、そこが面白かった。その「そこ」って具体的に何よ??て話は、かなり熱いファンはネットに多々転がってるので何を私が今更。私の言葉で言い直してもその熱量には負けるし。。。みたいな気持ちがあるし。

とりあえずスンマセンでした、先輩。ホントにめちゃくちゃ面白かったっす。

ただまだまだ物語は序盤の序盤。多数の魅力溢れる登場人物の策謀やドラマ(ホントにマジで色んなモノが詰まってる!!)はこの巻で十二分に楽しめたが、特に先輩が熱かった合戦シーンはまだ火種を準備してる段階で、この火種を準備してる段階でこんなに面白いンだったら、どんだけになるんだよ!!!?と期待はふくらみます。

すんげードラマのある何でもあるファンタジー。これを読みなさいよ、あなた。わたしゃ先輩から貰ったバトンを誰かに渡したいところ。